Microsoftが「Windows11」を発表しました。ネットでは、自分のがWindows11のアップグレードに対応しているか調べて報告がはじまっています。私も自宅PCが対応してるかどうか調べてみました。
Windows11は第8世代intelCPU以降とTPMサポートがないと対応不可
第8世代intelCPU以降とTPMサポートがないとアップグレード対応は不可のようです。この2点で引っかかるPCが多いと思います。
Microsoftで公式にアナウンスしているんですね。これを見ると第8世代のintelCPU以降搭載でないとダメなようです。
次にTPMのサポートの件ですが、メーカー品パソコンだと2016年以降のモデルからは搭載されているようです。自作ユーザーに関してはマザーボードで、「Intel Platform Trust Technology」をBIOSで有効にできるのであれば対応するようです。
自宅のPCはWindows11対応か調べてみた。
Windows11が対応してるかを調べるには、microsoftの「Windows11のサイト」から、PC正常性チェックのアプリをダウンロードしてPCにインストールします。インストール後、アプリを立ち上げます
①メインPC GS7100-i7-TMB-FFXIV改
zigsowのプレミアムレビューで頂いたものをSSDやメモリを増設した改造品です。iiyamaのパソコン工房モデルで、マザーボードがOEM版なのですが、付属MSIのディスクでBIOSをアップデートしたところ、MSIのGUARD-PRO になってしまったものです。
- インテル(R) Core i7-4790K プロセッサー (4.0-4.4GHz/4コア/8スレッド/8MBキャッシュ/TDP88W)
- DDR3-1600 8GB×2(計16GB)
- Crucial SSD BX500 120GB+intel SSD750 400GB+WD RED HDD 1TB
- 24倍速DVDスーパーマルチドライブ
- NVIDIA(R) GeForce GTX 970 4GB GDDR5
- 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
という構成です。
NGでした。理由は、第4世代intelCPUとMSI GUARD-PROのマザーボードに「Intel Platform Trust Technology」の切り替え項目がないので未対応だからです。そこそこ動くんですけどね。
SONY VAIO Cシリーズ 2011年冬モデル(Win7HomePremium 64bit) ブラック (VPCCB3AJ)
このBLOGにWindows10のメジャーアップグレードの際に登場するSONY製のVAIOです。こちらは第2世代Core-i3モデルなので明らかに未対応なのであえてアプリを入れての検証はやめました。(笑)
自作PC Core-i5 6600K+ASUS H170-PRO
長男用に組んだ自作なのですが、こちらもアウトでした。理由は、CPUが第6世代intelCPUのため。マザーボード側では、「Intel Platform Trust Technology」は可能でしたが、有効にしてから、アプリを試した長男の話によると、未対応だったとのこと。BIOSのAdvancedメニュー→PCH-FW Configuration→TPM Device Selectionで、Discrete TPMをFirmware TPMに変更することで有効にできました。
第7世代CPU搭載可能マザーボードなので、CPU換装すればWindows11インストールができると思います。(正式に対応になればですが。)これは期待したいと思います。
Lenovo ideaPad S130
唯一、自宅のPCでアップグレード可能なです。2019年モデルのPCで我が家では一番新しいノートPCですが、CPUがCeleronN4000でRAMが4GBしかない。しかしM.2SSD搭載というなんとも不思議なモバイルノートパソコンです。CPUが第8世代intelCPUでMicrosoftの対応CPUのところに記載されている上に、メーカー品パソコンでTPM2.0対応済みのため対応機種になったと思われます。RAMが8GBだったらこちらもアップグレード未対応になるところでした。(この機種はRAM増設ができないモデルです。)
Windows11に第8世代intelCPU以降とTPMサポート以外でも必須なもの
Windows11に対応するには、第8世代intelCPU以降とTPMサポート以外にも、「起動ディスクがMBRではなくGPT」と「UEFIでセキュアブート対応」が必須のようです。この2点意外と盲点になっていると個人的には考えます。
MBRディスクからGPTディスクに変換する方法
Windows11は起動ディスクがMBRではなくGPTが必須のため。特に自作PCやショップブランドPCの使用の方は変換方法を知っておく必要があります。
MBRディスクからGPTディスクに変換する3つの方法を解説しているのでおすすめです。
UEFIとBIOSの違いと確認の方法と設定の方法
UEFIとBIOSの違いと確認の方法と設定の方法を知っておく必要があります。
MBRディスクからGPTディスクに変換する方法や、UEFIとBIOSの違いを詳細に紹介しているので、よくわからない方は一度、調べておくことをお勧めします。私も、知らないことがあり、大変ためになりました。
Windows11の発売でパソコンの売れ行きはどうなるだろうか?
Windows11の対応スペックが分かったことで、買い替え需要はあるかと思います。未対応PCを所持している方が買い替えを検討すると思います。
うちは、とりあえず、2025年まではメインはWindows10、ideaPadはWindows11アップグレードして使っていこうと思っています。対応ソフト・アプリがすぐにWindows11対応になっても不具合の恐れもあります。ある程度Windows11が安定してからのPC購入でも良いかと思います。我が家は1台だけ対応PCがあってホント良かったです。メインPC購入のためにお金を貯めておこうと思います。
気になるところは、中古市場、オークション、フリマアプリの方です。Windows11が第8世代intelCPU以降対応なので、それ以前のPCは安くなるのでは思っています。第2世代CPUが激安になりそうな予感がします。Windows10は2025年までは使えるので、中古のWindows11未対応PCを買って使うのもありだと思います。
とにかく、今年の年末はWindowsユーザーにとっては面白いことになりそうです。
AMDのCPUの対応表はこちら
AMDのCPUの対応表はこのアドレスのようです。
不適格、未対応の部分がどこかを調べるには?
2021年7月14日現在、調べる方法があります。
WhyNotWin11
11の項目で不適合の理由を表示するアプリです。ダウンロード後、インストールをすると、MicrosoftDefenderでウイルスの疑いがあると出ますが、ウイルスは入っていないです。私は、この時点でインストールするのをやめました。(どうせ、TPMの有無とCPUだと思うので。)
PC 正常性チェック
アップデートで、不適格な部分を表示するようになったようですが、日本語未対応なので、OSの表示言語を英語にして、チェックをする必要があります。日本語では今まで同じで、「対応していません」「対応しています」と表示されるだけです。
今のところ、英語版のみ確認できるので、おとなしく、日本語対応になるのを待った方がいいかもしれません。発売までまだ時間があります。ゆっくり待ちましょう。
6月29日時点で、一旦、システム要件の見直しをするということで、「PC正常性チェック」はサイトからダウンロードアドレスが消えています。
しかし、直アドレス入力で「aka.ms/GetPCHealthCheckApp」ダウンロードはできるので、サーバーにはアップされている状態のようですね。
Windows 11へ更新できない原因を調査するツール「ReadySunValley」
最近知ったのですが、「ReadySunValley」というソフトがあり、日本語化されて使いやすくなったそうです。これが7月14日時点で一番わかりやすい調査方法かもしれません。
Windows11のプレビュー版が配布開始
Windows11のプレビュー版の配布が開始されています。
第7世代CPUインストールが可能なうえ、「TPM 2.0」なしでもインストール可能なようです。テスト用の意味合いもあるので、第7世代CPUからのインストールが正式リリース版でOKになるかもしれないですね。私のメインマシンは第4世代core-i7なので明らかに無理。お金を貯めておくしかないですね。
Windows11プレビュー版のインストール方法
masa’sblogのマサさんがわかりやすく解説している記事があります。
Windows11からWindows10へ戻す方法も解説しています。
しかし、10日以内の戻さないと、Windows10をクリインストールしないといけなくなるようです。
検証機として用意できるPCがある方以外は、今のところ、Windows11にアップグレードしない方がいいと思いますね。
手動なら、古いPCでもインストール可能?
エンガジェット日本語版の記事で「マイクロソフトは、推奨するハードウェア要件を満たさない、古いCPUのPCにもWindows 11はインストール可能だと述べています。OSのインストール制限はWindows Updateを通じたアップグレードでは適用されるものの、ISOファイルをダウンロードして、手動でインストールする場合はこの制限を受けないとThe Vergeは伝えています。」出ています。とすれば、Windows10がある程度快適の動作する古いでもWindow11導入の可能性が出てきました。
Gigazineの方でも記事がアップされています。正式発表まで目が離せないですね。
Windows11 導入してみました。
自宅にある唯一の対応PC「Lenovo ideaPad S130」をWindows11にアップグレードしてみました。
Windows11非対応パソコンにWindows11をクリーンインストールしてみた。SONY VAIO E(VPCEB18FJ)
Windows11非対応パソコンにWindows11をクリーンインストールしてみました。
今のところ問題なく動いております。
コメント
こんばんは!
非常にわかりやすい記事ですね。
また当方の記事をご紹介いただきありがとうございました。
10日以内に戻さないといけない件、私も昨日知りました。
記事の修正をしておきます。
マサさんコメントありがとうございます。
マサさんの記事、非常に参考になると思い、ご紹介させていただきました。
Window11の件は日々、情報が更新されているので、注意してみないといけないですね。
今後ともよろしくお願いします。